2017年10月寄稿分

2017年 11月 1日

実り始めた十月の花と実

10月は秋が盛りの候、日本の各地は秋の景色がに包まれます。植物たちが夫々の色と姿で、秋を連れてきます。鮮やかなオレンジ色のキンモクセイ。秋を代表する香りのよい花木として有名で、まわりに仄かな匂いが漂います。野山や川岸では、淡いピンク色のフジバカマが咲き、蝶のアサギマダラが集まります。湿原では赤紫色のヤマラッキョウが揺れています。

またノブドウの実たちは、水色、青、瑠璃色、紫、紅色などに耀き・・・、「宝石の実」ともよばれます。そして高原の秋風に揺れるススキの花穂、秋の夕照によく映えます。空では羊雲がゆっくりと峰々の上を流れ、下の草むらでは秋の虫たちが、コロコロ、リーンリーンとしきりに鳴きます。秋です。

癒し憩い画像データベース/実り始めた十月の花と実

キンモクセイ(福岡・九州がんセンター)
福岡市南区・九州がんセンター http://iyashi.midb.jp/detail/143702
ノブドウの実たち(福岡・能古島)
福岡県福岡市西区能古島 http://iyashi.midb.jp/detail/253108
フジバカマと蝶(兵庫・神戸)
神戸市中央区北野町・神戸布引ハーブ園 http://iyashi.midb.jp/detail/140943
高原のススキと日入り岩手・網張高原)
岩手県岩手郡雫石町・網張温泉 http://iyashi.midb.jp/detail/176484
ヤマラッキョウと蜂(大分・タデ原湿原)
大分県玖珠郡九重町・長者原タデ原湿原 http://iyashi.midb.jp/detail/118454

一行四窓~時の流れ~

さまざまな心情、情景、移り変わりを著した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。 今回はその一行四窓「時の流れ」より五編を紹介いたします。

今回はその一行四窓「絆の道」より五編を紹介いたします。

  • 黄の花から、緑を経て赤い実へ、雪にも負けずに春を待つ
  • 季節の衣を纏いながら、絶え間なく奏で続ける渓流のせせらぎ
  • 想い出を開く広い湿原。曲がりながらも小川はついて行く
  • 滝はたえず流れ落ちる。新緑、深緑、紅葉、氷雪を友として
  • 栄枯盛衰を語る天守閣に、四季の移ろいは静かに優しく寄り添う

癒し憩い画像データベース/一行四窓

黄の花から、緑を経て赤い実へ、雪にも負けずに春を待つ
季節の衣を纏いながら、絶え間なく奏で続ける渓流のせせらぎ
想い出を開く広い湿原。曲がりながらも小川はついて行く
滝はたえず流れ落ちる。新緑、深緑、紅葉、氷雪を友として
栄枯盛衰を語る天守閣に、四季の移ろいは静かに優しく寄り添う
黄の花から、緑を経て赤い実へ、雪にも負けずに春を待つ
季節の衣を纏いながら、絶え間なく奏で続ける渓流のせせらぎ
想い出を開く広い湿原。曲がりながらも小川はついて行く
滝はたえず流れ落ちる。新緑、深緑、紅葉、氷雪を友として
栄枯盛衰を語る天守閣に、四季の移ろいは静かに優しく寄り添う