2018年3月寄稿分

2018年 3月 1日

春霞のただよう三月の花

寒かった冬が漸く過ぎて、待ち望んでいた暖かい早春の候となりました。しかし南北に、東西にも長い日本列島。地域によって、春の訪れに差が見られます。また暖かいと思っていたら、寒さが戻り衿を立てることもあります。このような気候の中、植物たちは着実に、春の装いを纏って・・・。傍では野鳥たちの囀りも健やかでした。

東京の公園では、ハクモクレンは蕾から開花へ、サンシュユは黄色い花をたくさん付けています。佐賀・唐津の鏡山では、青紫色のハルリンドウが海風で、僅かにそよいでいます。福岡市の住宅でも、白とピンクが混じったボケの花が、通りを行く人々に微笑んで。そして伊豆半島の南では、青野川の土手に沿ってピンクの河津桜と黄色のナノハナが満開です。

癒し憩い画像データベース/春霞のただよう三月の花

河津桜の並木とナノハナ(静岡・南伊豆)
静岡県賀茂郡南伊豆町・青野川 http://iyashi.midb.jp/detail/170905
ピンクと白のボケ(福岡市早良区)
福岡県福岡市早良区高取 http://iyashi.midb.jp/detail/86423
ハルリンドウ(佐賀・唐津)
佐賀県唐津市鏡・鏡山(ひれふり展望台) http://iyashi.midb.jp/detail/104227
ハクモクレンの開花直前(東京・調布)
東京都調布市深大寺元町・神代植物公園 http://iyashi.midb.jp/detail/349570
サンシュユ(東京・深大寺)
東京都調布市深大寺元町・神代植物公園 http://iyashi.midb.jp/detail/106179

一行四窓~時の流れ~

さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。

今回はその一行四窓「時の流れ」より五編を紹介いたします。

  • 四季折々の吹割渓谷、河床を割って落ちる壮麗な吹割の滝
  • 季節も霧も流れる摩周湖、摩周岳と小島は静まり返っている
  • 桜、緑陰、紅葉、積雪を伴う耶馬渓の岩山、空も移り行く
  • 博多湾に浮かぶ能古島の花畑、四季を楽しむ市民の憩いの場
  • 戸隠連峰と森の変化を映す鏡池、冬は氷結し暖かい春を待つ

癒し憩い画像データベース/一行四窓

四季折々の吹割渓谷、河床を割って落ちる壮麗な吹割の滝
季節も霧も流れる摩周湖、摩周岳と小島は静まり返っている
桜、緑陰、紅葉、積雪を伴う耶馬渓の岩山、空も移り行く
博多湾に浮かぶ能古島の花畑、四季を楽しむ市民の憩いの場
戸隠連峰と森の変化を映す鏡池、冬は氷結し暖かい春を待つ