2019年4月寄稿分

2019年 4月 1日

春風そよぐ 四月の花

春さかりの季節となりました。

さくら前線も春を告げながら、日本列島を上の方へと進行中とのこと。サクラ以外でも、山野、高原、公園や街などで、いろいろな花が咲き……、観ていると何か、心が浮き立ます。

大分中津の渓石園では、鮮やかなピンク色のミツバツツジが、周りの蕾や若葉に春が来たよと囁いているようです。東京調布の神代植物公園では、白っぽいエビネが、草叢の緑葉と共に風にそよいでいました。福岡市も暖かい春に包まれています。南区にある九州がんセンターの桜並木では、ほんのりと淡いピンク色のサクラ(楊貴妃)が、やさしく微笑みながら、傍を歩く人々の足を止めています。早良区の小さな空地でも、橙色のナガミヒナゲシが細い茎を伸ばしながら太陽に向かって。そして神奈川南足柄にある万葉公園にも春が訪れました。尾根伝いの森に多くの草木が、芽生え、萌え、開花しました。

それらに囲まれて薄紫色のスミレが、ひときわ愛らしい花びらを春のそよ風に揺れていました。

癒し憩い画像データベース/春風そよぐ 四月の花

ミツバツツジ(大分中津・渓石園)
大分県中津市耶馬溪町・渓石園 https://iyashi.midb.jp/detail/238133
エビネ(東京調布・神代植物公園)
東京都調布市深大寺元町・神代植物公園 https://iyashi.midb.jp/detail/104669
ナガミヒナゲシ(福岡市・早良区)
福岡県福岡市早良区高取 https://iyashi.midb.jp/detail/153523
サクラ・ヨウキヒ(福岡・九州がんセンター)
福岡県福岡市南区・九州がんセンター https://iyashi.midb.jp/detail/328311
スミレ(神奈川南足柄・万葉公園)
神奈川県南足柄・万葉公園 https://iyashi.midb.jp/detail/218021

一行四窓

さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。

  • 栄枯盛衰を語る天守閣に、四季の移ろいは静かに優しく寄り添う
  • 黄の花から、緑を経て赤い実へ、雪にも負けずに春を待つ
  • 季節の衣を纏いながら、絶え間なく奏で続ける渓流のせせらぎ
  • 想い出を開く広い湿原。曲がりながらも小川はついて行く
  • 滝はたえず流れ落ちる。新緑、深緑、紅葉、氷雪を友として

癒し憩い画像データベース/一行四窓

栄枯盛衰を語る天守閣に、四季の移ろいは静かに優しく寄り添う
黄の花から、緑を経て赤い実へ、雪にも負けずに春を待つ
季節の衣を纏いながら、絶え間なく奏で続ける渓流のせせらぎ
想い出を開く広い湿原。曲がりながらも小川はついて行く
滝はたえず流れ落ちる。新緑、深緑、紅葉、氷雪を友として