2019年11月

2024年 5月 17日

秋深まる十一月の花

季節は巡って、晩秋の候となりました。とくに夕方から短い時間で、夜を迎える秋の日暮れは「つるべ落とし」と表現されています。しかし昼間は暖かく、日本の各地で植物たちは、秋の澄んだ青空の下で元気です。福岡の庭では白いシュウメイギクが風に揺れ、東京の植物園では青紫色のリンドウが、花弁を半開きに咲いていました。

は実りの季節。オリーブの産地として有名な小豆島では、緑や濃い紫色の実たちが雨に濡れながらも、育って収穫を待っていました。大分の宇佐では滝近くの雑木林の中で、カラスウリのオレンジ色の実が、枯葉に混じって晩秋の風情を高め・・・、そして山形の銀山温泉の近くの原野には、ツルリンドウの赤紫色の実たちが、地面近くを這っていました。植物たちは多様性を秘めて、間もなく訪れる冬に向かって準備をしているようです。

癒し憩い画像データベース/秋深まる十一月の花

シュウメイギクの花
福岡県福岡市早良区高取 https://iyashi.midb.jp/detail/97645
リンドウ
東京都文京区白山・小石川植物園 https://iyashi.midb.jp/detail/98660
雨に濡れるオリーブの実
香川県小豆郡小豆島町 オリーブ園・オリーブ公園 https://iyashi.midb.jp/detail/279109
カラスウリの実
大分県宇佐市院内町西椎屋「余の滝」と周辺 https://iyashi.midb.jp/detail/359950
ツルリンドウの実
山形県尾花沢市銀山「銀山温泉・長蛇渓」周辺 https://iyashi.midb.jp/detail/230407

一行四窓

さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。

  • 阿蘇外輪山の断崖に姿を見せる古閑の滝、どの季節も立派ですよ
  • 花の色、花びらの数、葉や姿など多様な桜、それぞれの個性が素晴らしい
  • 各地の名所で咲いてくれた満開の桜、青空も人々も待ってたよ
  • 強風の襟裳岬、延びる岩礁の荒波、だが四季は時おり優しさを運んでくる
  • 国東半島の富貴寺大堂、四季の移ろいが国宝の風格を高めている

癒し憩い画像データベース/一行四窓

阿蘇外輪山の断崖に姿を見せる古閑の滝、どの季節も立派ですよ
花の色、花びらの数、葉や姿など多様な桜、それぞれの個性が素晴らしい
各地の名所で咲いてくれた満開の桜、青空も人々も待ってたよ
強風の襟裳岬、延びる岩礁の荒波、だが四季は時おり優しさを運んでくる
国東半島の富貴寺大堂、四季の移ろいが国宝の風格を高めている