2017年12月
2017年 12月 1日
秋惜しむ十二月の花と実
今年も初冬に入りました。長い日本列島では、地域によって季節の変化に差がみられます。九州南部の島では亜熱帯の植物たちが、冬の訪れを知らないように、色鮮やかな花を咲かせています。一方、北部ではキカラスウリの実が次第に緑からオレンジ色を帯びて行き、表面には皺も出てきました。また山間の林床では、フユイチゴやミヤマシキミが、鮮やかな赤い実を付けています。そして海辺の丘では、白いスイセンの群落が寒風に少し揺れています。
何かと忙しい師走の街ですが、郊外では初冬の植物たちが、晩秋の名残りを伴いながら、それぞれの役目を静かに果たしているようです。
キカラスウリの冬の実(福岡・九州がんセンター)
福岡県福岡市南区・九州がんセンター
http://iyashi.midb.jp/detail/170908
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初冬での亜熱帯植物たち(鹿児島・屋久島)
ポインセチア/鹿児島県熊毛郡屋久島町
http://iyashi.midb.jp/detail/246481
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ミヤマシキミの実(福岡・市民の森)
福岡県福岡市早良区・油山
http://iyashi.midb.jp/detail/99364
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フユイチゴの実(福岡・油山)
福岡県福岡市早良区・油山
http://iyashi.midb.jp/detail/99363
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スイセンの群落(長崎・野母崎)
長崎市長崎市・野母半島(野母崎)
http://iyashi.midb.jp/detail/264398
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一行四窓~癒し憩いの風情~
さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。
今回はその一行四窓「癒し憩いの風情」より五編を紹介いたします。
- 青い空と海や峡谷、彩りの植物たちの上を流れる“うきぐも”
- 海辺の灯台や棚田、山や高原を包む“ゆうばえ”、心が安らぐ
- 祭り、港や湯街の風情を誘う“ともしび”、旅情が深まります
- 季節の香りを乗せて来る“そよかぜ”、揺れる高原の植物たち
- 小さな動物たち、積雪の石仏や氷の池面を暖める“ひだまり”
青い空と海や峡谷、彩りの植物たちの上を流れる“うきぐも” | |
海辺の灯台や棚田、山や高原を包む“ゆうばえ”、心が安らぐ | |
祭り、港や湯街の風情を誘う“ともしび”、旅情が深まります | |
季節の香りを乗せて来る“そよかぜ”、揺れる高原の植物たち | |
小さな動物たち、積雪の石仏や氷の池面を暖める“ひだまり” |