NPO法人 癒し憩いネットワーク

寒さに彩り添える一月の花

令和の初めての新年を迎えました。暖冬とは言え、寒い季節であることには変わりがありません。北海道や東北・北陸の日本海側は、積雪の冷たい風が、人々の肩を丸くさせます。

のような寒さの中で、冬を好む花たちが咲いています。福岡の庭では常緑のつる性植物であるクレマチス・ホワイトエンジェルが、釣鐘状の白い花を咲かせています。半開きで下向きに咲き、控えめで清楚な花。花弁の縁がそっくり返る可愛い姿をしています。東京の公園では白いスイセンの群落が、渡ってくる関東の空っ風を受けて断続的に揺れていました。また滋賀の百済寺では積雪の寺庭の隅で、陽を受けて雪解けに添うように、真っ赤なサザンカの花が存在感を示しています。一方、春の使者もやって来つつあります。岡山の後楽園にある梅林では、木枝に冬芽や蕾を連れて薄紅色の花弁が、開き始めていました。

そして鹿児島の開聞岳の麓近くでは、早くも黄色いナノハナたちが、黄色い絨毯の畑を成していました。

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クレマチスホワイトエンジェル

サザンカと雪の庭

スイセン

ナノハナと開聞岳

紅梅（岡山・後楽園）

一行四窓

さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓（いちぎょう しそう）」と名付けました。

• 愛らしい海辺の生き物　心打たれる　健気な一生懸命さに
• 風で波を呼ぶ、花の群生　爽やかさと強さも持っている
• 今年も咲いた　春の訪れを告げる　可憐な野の花たち
• 両手を上げて　深呼吸しよう　山や高原、海や滝の香りがする
• 愛嬌ある小さな魚たち　砂底、干潟、岩場、珊瑚の傍で

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