2020年3月

2024年 5月 18日

霞立つ春 三月の花

令和二年の冬は全体的には暖冬とのことで、その分、春の訪れも早いと言われています。今回はこれまでに日本各地で、三月に咲いた5つの花の画像をお届けします。

まず福岡の南区では、春雨に濡れたヒマラヤユキノシタのピンク色の花が、緑の葉と共に鮮やかに咲いていました。また紫色のムスカリがそよ風に揺れ、春の到来を告げていました。東京の湯島天神では、白いウメの花が青空の下で咲いていて、ときどき花びらを散らしています。また調布の深大寺にある神代植物公園では、枯れ落葉が積もった地面から淡い色のシュンラン(春蘭)が姿を現し、周りの黄緑色の若葉が花弁を守っていて、何とも可憐な風情を見せてくれました。そして和歌山の串本にあり景勝地として有名な「橋杭岩」の海岸でも傍の野原では、新緑の野草たちに混じって白と薄紫色のハナダイコンの花たちが海風にそよいでいました。

一列に並んだ不動の奇岩列を見るために訪れた人々には気づかれることは少ないでしょうが、ここにも確かな春の景色がありました。

癒し憩い画像データベース/霞立つ春 三月の花

シュンラン(春蘭)
東京都調布市深大寺元町・神代植物公園 https://iyashi.midb.jp/detail/102974
ハナダイコン
和歌山県東牟婁郡串本町「橋杭岩」と周辺 https://iyashi.midb.jp/detail/196966
ヒマラヤユキノシタ
福岡市南区・九州がんセンター https://iyashi.midb.jp/detail/86195
ムスカリの群生
福岡市南区・九州がんセンター https://iyashi.midb.jp/detail/264388
湯島天神のウメ
東京都文京区湯島・湯島天神 https://iyashi.midb.jp/detail/149848

一行四窓

さまざまな心情、情景、移り変わりを表した「一行」の言葉と、その言葉からイメージする写真を「四つの窓」からの眺めに見立てて「一行四窓(いちぎょう しそう)」と名付けました。

  • いろいろな場所で 水面に宿す多彩な影 静けさが染み入る
  • ドドーンと砕け散る岩の飛沫 次の波頭が走って来る
  • 厳しい氷雪の海岸と港 動物も植物も逞しく生きている
  • 青空に広がる山々 年を経ても夢は羽ばたき、深くなる
  • 美しい原生林 動植物たちを育み、大地に潤いを運ぶ

癒し憩い画像データベース/一行四窓

いろいろな場所で 水面に宿す多彩な影 静けさが染み入る
ドドーンと砕け散る岩の飛沫 次の波頭が走って来る
厳しい氷雪の海岸と港 動物も植物も逞しく生きている
青空に広がる山々 年を経ても夢は羽ばたき、深くなる
美しい原生林 動植物たちを育み、大地に潤いを運ぶ